「わたしは共同生活者です。家政婦ではありません」我が子に告ぐ！ママの十ヶ条

ママの十ヶ条

１

わたしたちは共同生活者です。いっしょにくらす家族です。わたしは家政婦ではありません。特にリビングで服やくつしたをぬぎっぱなしにしないで下さい。

２

わたしのおなかや二の腕のお肉を見ても、何も言わないで。二の腕はあなたが小さかった頃のだっこに何時間も耐えおなかのお肉は、あなたを生んだ勲章なのです。

３

わたしがおもむろに、コーヒーを飲んだり、アロマをたいたり、ヨガをはじめたり、冷蔵庫のあなたの手の届かない上の段の方にかくしてあるチョコレートをつまみだしたら、つかれている証拠です。見つけても、そっとしておいて下さい。

４

仕事や家事でわたしがつかれているなと思ったら、おしゃれなカフェにさそい出したり、そっとハグしたり、お手紙を下さい。元気が充電されます。

５

外食やハンバーガーやカップラーメンがおいしいのは分かります。でも、食べたあとに「でも、ママのごはんの方がおいしいよ♡」と付け加えることを忘れずに。

６

わたしにカンペキなママになることを求めないで下さい。だって学校で「国語」や「算数」は教わったけれど、「子育て」は教わっていないのだから。

７

よそのママが、かわいくて、料理上手で、やさしくて、怒らなくて、何でも買ってくれるママだったとしても、わたしとくらべないで。わたしはわたしです。ありのままのわたしでいさせて下さい。

８

わたしがあなたをこっぴどく叱った日の晩、夢の中で小さな声で「ごめんね」ときこえたら、それはわたしがあなたのかわいい寝顔にむかってあやまっている声です。なぜか、寝ているあなたにはすなおにあやまれるのです。

９

授業参観やママ友の前では、あなたの悪いところばかりをペラペラ話してしまいます。でも、今度からはあなたのステキなところを言ってみようと思います。

１０

わたしはあなたに「早くしなさい」「テストはいい点とりなさい」「やるからには一番になりなさい」「習い事はがんばってつづけなさい」など、色々な事をできるようになるよう求め、できるとほめたりします。でも、、、知ってください。本当はのろまでも、０点でも、ビリでも、すぐやめてしまっても、、、何もできなくても、わたしはあなたを愛しています。あなたは、ただそこに存在してくれているだけでいいのです。

子供が産まれたばかりの
ほわほわの幸せの塊だった頃は
私達は、ただこの子が
「元気で幸せ」であることだけを祈りました

もちろん、色々と不便なこともありましたが
かわいい存在がそこに居てくれるだけで幸せでした

それから、数年が経ち、大きくなるにつれて
私達は子供達に多くを求めるようになります

これが出来ないと
ろくな大人になれない

こんなことも出来ないと
将来就職できない

このスキルを身に付けないと
今の世の中では生き残れない

それもこれも、裏返せば
「幸せになってほしい」という思いがあるから

幸せになってほしいから
お金には困ってほしくないから
ちゃんと勉強させなきゃ

幸せになってほしいから
コミュニケーション能力を身に付けさせてあげなきゃ
だから、学校はちゃんと行かないと

幸せになってほしいから
そのためには色んなスキルを身に着けさせなきゃ
習い事もさせなきゃ

こうして、私達は自分達の持つ「幸せ像」の枠に
子供達をはめこみたくなります
でも、一人ひとりが持って生まれた
その子ならでは魅力、持ち味、強みには
本当は無限の可能性があり
他と比べたりすることではありません

そして、それはママ自身も同じ
他のママと比べられたら、とっても嫌
ありのままの私を認めてほしい