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スポーツ選手を目指すな!?

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「NBA選手になることを夢見て、バスケットボールをするのは辞めて欲しい。」

世界の舞台で活躍したNBA選手バークレーが、引退する時にこのような言葉を子ども達に残しました。

 

10年10000時間。プロ選手になるために、最低でもこれくらいの練習時間が必要で、学校教育や社会経験を犠牲にしなければならないのが現状。「バスケしかやってこなかった選手が、引退するとどうなる?何も残らないんだよ。」バークレーは、このように訴えます。

 

スポーツで学んだ知識やスキルを、スポーツを超えて人生を豊かにするために活用するのが、ライフスキル教育におけるゴール。自分はスポーツしか出来ないと思い込み、勉強や将来のキャリアに対する自信が無い子どももたくさんいます。スポーツを通じてどのような能力を習得したのかを理解させて、学校やコミュニティーで能力を発揮する機会を与えることが大切です。

 

「シュートが以前より入るようになったけど、何か変わったことはあった?」「キャプテンとしてチームをまとめるためには、どういうことが大切かな?」「シュート前に心を落ち着かせるスキルや、相手の立場で物事を考える姿勢は、学校生活のどういう所で使える?」「夏休みの宿題たくさんあるけど、どうやって計画をたてようか?」

 

スポーツは、すべての人に生きる喜びと社会を生き抜く知恵を与えてくれる素晴らしい文化です。和歌山国体に向けて、スポーツをワンダフルに楽しんでいきましょう。

 

ニュース和歌山2013年8月掲載 『ライフスキルコーチ岡崎大輔のスポーツ育児。』