「こころのタンク」満タンに。
プロスポーツにおいて、ホームの方がアウェイの試合と比べて勝率が上がると言われています。アウェイでは、良いプレーをしても称賛されず、観客からブーイングを浴びせられ、プロ選手でも気持ちが落ち込んでしまう環境。最高のパフォーマンスをするには、身体のコンディションケアと同様に、気持ちを高め、こころのタンクを満タンにすることが必要です。
満タンだと、良いことがたくさん起こります。失敗を恐れず、積極的にプレーできます。敗北を素直に受け入れ、諦めることなく努力できます。仲間に手を差し伸べる優しさが生まれます。空っぽだと、どうなるでしょうか?ミスしたことに頭が支配されてプレーに集中できず、自己中心的になり、簡単に物事を投げ出すようになります。どうやったら、こころのタンクが満タンになるのでしょうか?
大切なのは、子どもの良い所をたくさん見つけてほめてあげることです。子どもの悪いプレーや行動を注意してばかりいませんか?「あれがだめ、これもダメ!!」では、こころのタンクが空っぽになります。自分のパフォーマンスがチームの一員として役に立っているという実感が、正しい方向に進むエネルギーになります。この時に、皮肉っぽくなったり、冷たい目線で腕組みをしていたら、言葉の裏にある親のメッセージに感づいてしまい逆効果になります。笑顔でハイタッチなどボディランゲージを存分に使ってほめてあげることが、ワンダフルですね。
ニュース和歌山2013年8月掲載 『ライフスキルコーチ岡崎大輔のスポーツ育児。』