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鬼のドパミン放出大作戦

 

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あと10分で試合が始まる。でも、なんだかやる気がおきない。テンションがあがらない。からだになにが起こっているんだ…!?誰にでもモチベーションが低い時や、気分が乗らない時はあります。こんな時みなさんはどうしますか?

 

こころにも準備運動が必要です。朝起きていきなり100mを全力で走ると、骨折れちゃいますよね。試合時間に合わせて、意識して緊張やテンションを高め、自分の最高の興奮状態に持っていく。これは、オリンピック選手も実践している心理テクニックです。サッカーの試合前に円陣を組んで大声を出している所を見たことがありませんか。元大相撲力士の高見盛は、顔をパーンと叩いていましたね。

 

やる気に満ちあふれ、競技に集中し、自分のプレーに自信を持って試合に臨むことができれば、ワンダフルではないでしょうか。それでは、どうやって気分を高めたら良いのでしょうか?

 

ドパミンという脳内物質が増えれば、脳全体が活性化しやる気や意欲がわいてくると言われています。本日は、ドパミンを増やす3つの方法を紹介しましょう。まず一つは、呼吸のリズムを早くする。呼吸が早くなれば、心拍数が上がり、交感神経が優位になりドパミンが放出されます。

 

二つ目は、あげあげの音楽を聞く。大好きでテンション上がればどんな曲でもOK。ここぞという時のために、選曲しておきましょう。3つ目は、行動を変える。こころとからだは、つながっています。スキップをして、笑顔で「上を向いて歩こう」を歌いながら怒ってください。不可能ですよね。

 

こころを変えるのが難しい時でも、行動や姿勢を変えれば気分が上向きになっていきます。胸を張って、頭を上げて、目をつむって、試合で活躍しているシーンを想像して、元気よくガッツポーズの練習をしてください。気持ち悪いことに、なんだかにやけてきませんか。

 

一つ大きな落とし穴があります。テンションは高ければ高いほど良いというわけではないんです。興奮しすぎると、周りが見えなくなり暴走列車になります。熱くなりすぎたら、冷まさなければなりません。いつでも、どこでも、自分の気分を上げたり下げたりできれば、鬼に金棒ですね。それは、また次回話しましょう。

 

わかやま新報2014年4月29日『スポーツ少年を伸ばす3分メントレ講座』