”スーパーキッズ” の壁。

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先日、親からこんな相談がありました。「もっとゴルフを上手くさせるために、レッスンを増やそうと思っているのですが、どう思いますか?」生徒は、小学5年生ですでに週5日のレッスンに通っています。

 

 13歳までは、一つのスポーツに特化するよりも、様々なスポーツを経験した方が、バランス良く身体能力を高めることができ、最終的にプロの選手になれる可能性も高くなるという報告があります。

 

 早い段階で英才教育をすると、スーパーキッズとして注目される可能性は高くなりますが、厳しい叱責により成熟したアスリートになる前にドロップアウトしてしまうケースも多いようです。また、特定の部位を繰り返し使うことで、スポーツ障害を引き起こしてしまうことも懸念されています。

 

 心理社会面においては、子どもは様々なことを体験していく中で、自分の興味や能力を発見し、将来やりたいことを見つけていきます。閉ざされたスポーツの世界で生きてきた高校生にとって、引退後のセカンドキャリアを見つけることは大きな壁になります。

 

やはり一番大事なのは、子どもの意志です。自分が果たせなかった夢を叶えて欲しい、入賞すればとても嬉しい、というような親の期待を最大限排除した上で、子どもの「やりたい気持ち」を軸にして決定させることがワンダフルだと思います。まずは、試合の勝ち負けと親自身の人間としての価値を切り離すことが大切です。

 

ニュース和歌山2013年5月22日掲載

『ライフスキルコーチ岡崎大輔のスポーツ育児。』