ごほうびが子どもを駄目にする!?

 

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優勝したら、欲しいおもちゃを買ってあげるね!!

 

 

ごほうびがあると、子どもはびっくりするぐらいやる気を出してくれます。しかし、子どもを駄目にすることもあるようです。

「やる気」には、2種類あります。親にほめられたい、コーチに怒られたくない、入賞したい、という外側からの報酬や罰に動かされる状態が、外発的動機。また、賞金が欲しいわけではない、上手くなりたいからやるんだ、プレーしている時のあの感覚が最高なんだ、という内側から湧き上がってくるものが、内発的動機。

内発的動機が強い子どもは、「やらされている」という感覚を超えて練習を心から楽しみ、他人からの評価や勝ち負けを気にせず、自分が納得するプレーを追求します。主体的にやりたいことを全力で取り組む姿勢は、自立した大人になるためには大切なことです。さらに、ごほうびを餌にしてばかりいると、スポーツに対する興味や好奇心が冷めてしまうという報告もあります。「おもちゃを買ってくれないんだったら練習しない」という小さな嘆きが聞こえてきますね。

 

 もちろん、高いパフォーマンスを出した選手を称賛することは、大切なことです。ただ、サポートする大人としては、心理社会面の成長にも注目したいものです。例えば、最もパフォーマンスを改善できた選手も表彰するとか、チームメートが感謝したい選手を表彰するチームワーク賞を導入する等の、「健康的なやる気を高める工夫」があればワンダフルですね。

 

ニュース和歌山2013年6月26日掲載

『ライフスキルコーチ岡崎大輔のスポーツ育児。』